おみけん@caDIY3Dのモノ作り

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おみけん@caDIY3DがDIYした作品(木工やレザークラフト)の記録と3DCADソフトcaDIY3Dの機能紹介など。

寝室の一角を板壁にしたい【前編】

こんにちは。おみけんです。

 

今回の記事は、寝室の一角をウッディーな空間に変えたいという内容です。

夏の暑い時期にエアコンの無いスペースに設置していたノートパソコンをエアコンの効いた寝室に移動したのですが、それが下の写真。

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小さい机とノートPC

良く言えばシンプル。

ノートPCさえ置ければいいやと思っていた小さい机ですが、さすがに少し小さすぎて、時計やらマウスパッドやら、すこし窮屈。

壁に棚とかあればもっと有効活用できるんだけど...。

なんなら、木の壁を作っちゃおうか!そうすれば棚とか付け放題だよね!

 

omiken-cadiy3d.hatenablog.com

 

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 いつものように構想から

いつものようにcaDIY3D-Xを使って構想を練っていきます。

 

設置場所を再現することも大切

今回は、寝室の壁に設置する板壁ということで、まずは部屋の角の部分を再現してみます。

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部屋の隅を再現

左側に腰高窓があって、右側には掃き出し窓があります。

部屋の角からは窓まではどちらもおおよそ90㎝なんですが微妙に違うので、ちゃんと測って図面に反映してあります。

あと、足元には5㎜厚程度の幅木。

掃き出し窓側の壁には上部に換気口が付いています。換気口の下端が床から180㎝。換気口の上にはエアコンが付いているので、ラブリコとかは使えません。

という訳で、L字型に組んだパーティションのようなものを設置することを計画しました。

 

デザインいろいろ。迷う

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いろんなパターン

最初に浮かんだデザインはすのこのような形に板を張る左のパターン。板の隙間を活用すれば、棚板やフックなども掛けれて便利そうですね。

真ん中のパターンは、棚だけを作ってしまうパターンですね。枠を作るだけなのでお手軽そうです。ただ、どの位置に棚板を持ってくるかあらかじめ検討しておかないと、後から変更は効きそうにないですね。

で、右側のパターンはパーティションのように隙間なく板を並べたデザイン。

 

皆さん、作品を作るときってどうやってデザインを考えますか?

私の場合は、Googleの画像検索やPinterestピンタレスト)とかで、自分の好みのデザインに近いものを探して、あれこれ組み合わせたりアレンジしたりして考えていきます。

 

デザイン決定

今回は、後からアレンジが効きそうな右側のパターンで行くことに決定。設計をし直しました。

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設計図完成!

パーティションとしても使えそうです😅

フレームは2x4材を半分に割ったものを使います。板はヒノキのKD材、12x100x2000を使う計画です。

 

設計にはこちらのソフトを使用しています。30日間無料。

www.cadiy3d.com

 

 

作成開始

近所のホームセンターで材料を買ってきました。

2x4 6ftを3本と、ヒノキの板を一束(一束18枚)。こんなに使う予定は無いんですけどね。1枚の単価は150円程度なので、非常にコスパがいいです。KD材(人工的に強制乾燥した材)で、プレーナー掛けもされているので使いやすい材料ですね。

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購入してきた材料

2x4材の製材

では、まず2x4材を半分に縦挽きしていきます。

今回は長い材料が必要なので、6ftそのままを半分に縦挽き。小屋が狭いので、小屋の中だけでは加工できず(縦挽きなので4m近くのスペースが必要ですね)。扉を開いて外に向かって加工します。

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2x4材を半分に縦挽き

縦挽きした2x4材を、自動カンナでプレーナー掛けしていきます。こちらも長い材料ということで外に向かって作業。広い作業スペースが欲しいな~。(贅沢と怒られそう)

いろいろと制限はあるものの、何はともあれ 製材出来るって素晴らしい。

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プレーナー掛け

フレームの加工

製材出来た角材にテーブルソーを使って溝を切っていきます。ここに12㎜厚のヒノキ板をはめる予定です。細かくずらしながら切っていけば、溝は作れると思いますが、ひとまず、3か所切り込みを入れて、後はノミを使ってさらっていく計画です。

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テーブルソーで溝の加工

...が、手持ちのノミが最小幅でも15mmしかない。

っということで、何件かホームセンターを回って9㎜幅のノミを入手。

結構、タイムロス。😥

ノミも入手したし、これで作業が進むぞーっと思っていたのですが、慣れないノミでの作業。溝も細くて上手く加工できません。どうしよう...。

 

トリマーを使って溝加工

結局、トリマーに10mmの太さのストレートビットがあったので、トリマーを使って加工。トリマーって音が高音で苦手なんですよね。

まあ、使っているうちに慣れてくるのですが、最初の方は上手く制御できず、溝がガタガタに...。サンドペーパーで削って何とか誤魔化しました。

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何とか溝が出来ました。

大入れ(?)加工

フレーム下部の横桟を収める大入れ加工を行います。こちらはいつもの感じでテーブルソーで何度も切れ込みを入れて、ノミでさらうだけなので簡単。ただ、横桟のサイズにぴったり合うようにだけ気を付けます。

こういうのも大入れって呼ぶのかな?っと思ってググってみましたが、未加工の木材の端を収める手法が「大入れ」らしいので、大入れ加工で合ってそうです。

ちょっとテーブルソーでの切れ込み跡がはみ出しちゃってますが、まあ、目立たない部分なので...

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横桟用の大入れ加工

フレーム上部は「留め」

フレームの上部は留め(45度で組み合わせる)にします。マグネット治具を使ってササっと切断。治具があるので加工精度も高いし、時間も短縮できます。おススメです。

写真の材料はフレーム上部の横に渡る木材です。縦の木材は、最終的に板を並べて現物合わせで長さを決定します。

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上部は留め加工

ヒノキ板をカット

フレームの加工はほぼ終わったので、ヒノキ板をカットしていきます。束売りだと、外の板の状態しかわからないのがネック。開いてみたら結構、抜け節の多い板もちらほら。この辺は運次第ですね。安い束売りなので、覚悟のうえです。せめて抜け節で無ければ、デザインとして使えるんですけどね。

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抜け節だらけの板

出来るだけ抜け節をよけて必要な長さを確保。

なんとかなりそうです。片方の壁に14枚使う計算です。

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ヒノキの板をカット

仮組み

仮組を行ってみました。

なかなかいい雰囲気です。これで、縦のフレームの長さも現物合わせで決定。

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仮組み

当初、フレーム上部の横に渡す木材には溝加工必要ないかな。っと思っていたのですが、板の積み上がりの感じ次第では隙間が大きくあく可能性があるので、横に渡す木材にも溝加工することにしました。

 

今回は、ここまでです。

次回は、塗装、本番組み立て、設置までを記事にしたいと思います。

 

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