【リベンジ】あられ組みの収納ボックスに再挑戦【なるか?】
前回の記事に描いたトリマービットの収納ボックス。改めて見るとひどい出来。
完成したとは言え、自分的に納得のいくものが出来るまでは作ってみたいですね。という訳で、今回は収納ボックスリベンジです。
今回も動画で説明しきれていなかった部分を紹介したいと思います。
Make a finger joints storage box(あられ組みのボックスを作る-トリマービット収納ボックス リベンジ編)
前回の動画からDavinci Resolveという動画編集ソフトを使ってみています。ものすごく高機能なのですが、一部の機能しか使えていません。ぼちぼちと覚えていきたいと思います。
材料の切り出し(あらかじめ切り出しておく)
作り方の手順自体は大きく変わっている訳ではありませんが、前回失敗した点を踏まえて修正した点について書いていこうと思います。
まず、前回の作成で失敗したポイントとしては、底板をあとから切り出したことです。現物合わせで切り出そうと考えていたので、側面の板に底板をはめる為の溝を切った後に底板を切り出しました。で、いざはめようとしたらはまらなくて、トリマーテーブルをもう一度セッティングして溝加工をやり直したという経緯がありました。
今回は、最初に部材を全部切り出してから後工程に移ったので、溝加工の後にすぐに加工に問題ないか確認することが出来ました。
切り出し時点のもう一つのポイントは箱の側面(短い方)の長さについて。
板幅(箱の奥行き)で切り出しました。
最初の作成時はあられ組みの部分で少し誤差が出るだろうと考えていたので、6㎜程度大きめの幅にしていたのですが、それが裏目に出て、天板の幅が足りないという事態が発生しました。(これが手押しカンナでの悲劇につながります...。)
側面を板幅にしておけば、少し奥行きが小さくなるかもしれませんが天板の幅より大きくなることはないですよね。
あられ組み加工の調整は念入りに
今回、実は3回目のボックス作成。
2回目は大きなトラブルは無かったのですが、少しあられ組み加工の調整を手抜きしたので、少し緩い感じの組み合わせになっちゃいました。
その点の反省点も踏まえて、今回はちゃんとテストピースを用意して、何度かテスト加工を行って調整しました。
木取りするときに端材をテスト加工用にカットしておくと良いですね。
おかげで、少しきつめの組み合わせという狙い通りの加工することが出来ました。
あと、トリマーテーブルの加工では、連続して同じような加工をするので、気を抜くと板の端が浮いていて加工が斜めになっていたり、溝の深さが均一でなかったりすることがありました。
浮かないようにしっかりと押さえつけて加工するように心がけましたよ。
接着剤は適量(笑)
初回の作成では、接着剤も多くつけ過ぎて垂れたまんまという失敗もありました。これはあれら組みがどうとかいう問題ではないのですが、はみ出したボンドは濡れた布でちゃんとふき取りましょう(笑)
木工用ボンドといえば、タイトボンド。長らく愛用していますが、近所では売っていないので、最近はGORILLAを使ってみています。
金具類の取付も慎重に
金具類は100均で買ってきたものを使ってます。
丁番は少し作りがあらい感じ。そもそも、極小の丁番とか近所のホムセンに無かった...。
丁番を収める為に掘り込みを入れるのですが、通常はノミを使ったり、トリマーを使って掘り込みを入れるのですが、今回、小箱ということで、サンドペーパーで削る方法をとってみました。マーキングゲージの応用ですね。
深さの微調整も出来るし、きっちりした加工もできるので案外いい方法かもしれませんね。いや、ノミとか上手に使えれば本当はいいんでしょうけどね...。
結構、両面テープを多用しています
私の最近の制作物には結構、両面テープを多用しています。治具や小屋の中で使う箱などは、両面テープで固定してビス打っておしまい。だったりします。
今回も丁番の取付、掛け金の取付には仮止めとして両面テープを使っています。
小さな部品はちょっと触るだけでずれちゃうので、両面テープで仮止めしておくと安心です。
掛け金の取付にはさらに養生テープを貼って、蓋が開かないように固定しています。その上から両面テープで仮止めした掛け金のビス穴に下穴を開けます。
で、養生テープと両面テープを取り除いてビスで固定すれば、いい位置に掛け金を取り付けることが出来ます。
ひとまず、完成とします!
まだまだ詰めが甘い部分もありますが、思いつく限りの改良を行って作成しました。慣れとか腕の問題もあるとは思いますが、ひとまずトリマービットの収納ボックスとしては完成とします。
奥から、1号、2号、3号です。
1,2号は使えないこともないけど、どうしようかな...。
何かに利用したいと思います。
1号の作成記事はこちら