【便利】サンディングブロックを作る
こんにちは。おみけんです。
最近、動画作成にハマっていてブログの方は全然更新していなかったのですが久しぶりに記事を書いてみようと思います。今回のお題は「サンディングブロック」
サンドペーパーを巻き付けて使うブロックですね。
わざわざ作らなくても適当な端材に巻き付けたり、小さな板に両面テープで貼り付けても代用できるのですが、あると便利な代物です。
構想
さて、サンディングブロックですが、ネットで検索したりYoutubeで検索すると沢山の作例が出てきます。100円ショップでも売っていますし、ホームセンターにもホルダーが売っています。
私もいくつか購入して利用していたのですが、結構不満もありました。
SK11 ハンドサンダー 木柄グリップ式 幅70×長さ173×高さ85mm HS-6
上の画像と同じハンドサンダーも持っているのですが、ペーパーをセットするのが意外と難しいんです。ばねクリップで挟む形なんですが、ペーパーの長さが長すぎるとたわんでしまうし、短くても今度は上手く挟めない。
ワンタッチでなくてもいいから、たわまず、セットが確実な方法は無いかな?っと思っていました。
試作で合板の端材を使って上のハンドサンダーのように長方形に切ったペーパーの短辺を挟む形で作ってみたのですが、ピンと張って固定するのは難しい。
試行錯誤の上、アルミバーを使って長辺を挟んで固定する形に行きつきました。
それともう一つ。よく使っているロールタイプのサンドペーパー。
幅が10㎝なんですが、これを切るだけで上手くセット出来るサイズにしてみました。
初号機
初号機は2x4材の端材を使って作ってみました。
テーブルソーで幅を7㎝に詰めて、長さは14cmにしてみました。左右の折り返しが15mmずつですね。
今回使うアルミバーが厚さ2mm、幅15mmのものなので、深さが2㎜、幅が16㎜程度の溝を加工しました。テーブルソーで何度も切れ込みを入れて加工。
本体にはアルミバーを固定するための鬼目ナット(打ち込み式)を埋め込みました。ここにトラスネジを使ってアルミバーを固定する計画です。
研磨面には若干のクッション性があった方が切削力が上がるので、ダイソーのシール式のフェルトを底面に貼り付けてあります。
で、初号機が完成しました。
アルミバーでしっかりと抑えているので、外れることはありません。また、溝を作ったことで、バーの位置決めもしやすく、ネジを締めこむことでペーパーが適度に引っ張られて、ぴったりと取り付けることが出来ます。
これはなかなかカッコいいサンディングブロックができたと思ったのですが、簡単な構造な割に、テーブルソーとかボール盤が無いと簡単には作れません。
弐号機
ということで、初心者の人でも簡単に電動工具などをほとんど使わず(電動ドライバーだけは許して)に作ることが出来ないかな?っと考えてみました。
で、本体の材料となる角材を用意。
60角の角材を用意しました。これなら必要な長さをのこぎりで切ればいいだけですよね。マグネット式の直角切断治具を使っていますが、マイターボックスなどを使っても良いと思います。
さて、これにアルミバーを収める溝を掘らないといけないのですが、電動工具を使わないならノミなどを使うしかないのですが、簡単な方法がもう一つ。アルミバーにサンドペーパーを貼り付けて、削る方法です。
角材が前後にまっすぐに動くようにガイドを作って正確にアルミバーの幅だけ削ることが出来ます。
...ただ、時間は掛かりますが...。
やっぱり、テーブルソーとかトリマーテーブルを使うと早いですよねー。
アルミのバーは金鋸(ダイソーでも売ってますね。)を使えば簡単にカットすることが出来ます。アルミはサンドペーパーで簡単に磨けるので、切り口などもサンドペーパーで整えればいいですね。
で、アルミを留める為の穴加工を行います。
初号機は鬼目ナットとトラスネジでアルミバーを固定しましたが、そこまでしなくてもビスで十分固定できそうなので、M4のタッピングビスを使ってアルミバーを固定することにしました。
持ち手の部分は、鋸やすりとサンドペーパーを使ってガリガリ削って成型しました。
底にフェルトを貼って、ペーパーをセットしたら完成です!
3つくらい、番手の違うブロックを用意しておくと捗るでしょうね。
今回は100円ショップでも手に入るサンディングブロックをこだわって手作りするという記事でした。100円で手に入るものでも、性能や見た目にこだわって作りこむのもDIYの醍醐味ですよね!
2号機は角材をベースに作ったのでずんぐりむっくりな形で、あまり格好が良くないのですが、グリップはしやすいですね。
手加工にこだわったので、こんな形状が限界ですが、もう少しデザインが良ければいいなあっと思ったり。また、作り直すかもしれません(笑)。