おみけん@caDIY3Dのモノ作り

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おみけん@caDIY3DがDIYした作品(木工やレザークラフト)の記録と3DCADソフトcaDIY3Dの機能紹介など。

作業小屋を改造【第二弾】

こんにちは。おみけんです。

2021年になりましたね。今年もよろしくお願いします。

2020年は世界的にさんざんな一年でしたが、2021年は穏やかな一年になることを期待しています。

さて、今回は作業小屋を改造の第二弾。サンドペーパーを収納するキャビネットを作って、スッキリと収納していきたいと思います。

 

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BOSCHのサンダーのサンドペーパー

先日、ネットで買ったBOCHEサンダー用のサンドペーパー。7種類も番手があって、各番手に8枚セットとなっています。これを一か所に収納しちゃうとバラバラ、ごちゃごちゃして使いにくくなることは過去の経験からして確実。

そこで、これらのサンドペーパーやらA4サンドペーパーやらが収納できるキャビネットを計画してみました。

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 構想と設計

今回の収納は、収納する物自体が薄いサンドペーパーなので、あまり引き出し自体に深さは必要ありません。2㎝もあれば十分かな?

個別に収納したいので引き出しの数は沢山必要。BOSCHのサンドペーパーだけならA4の半分のサイズもあれば十分に収納できるけど、せっかく作るならよく見かけるA4サイズにカットされたサンドペーパーも収納したい。

という訳で、BOSCHのサンドペーパー用に中央を区切った引き出しを4段。A4サイズのペーパーを収納できるよう3段の計7段の引き出しを備えたキャビネットとします。

 

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全体のデザイン

さて、引き出しを作るとなると、キャビネット本体と引き出しをどうやって接続するかが問題となってきます。前回の端材キャビネットでは、カラーボックスのような本体を作って棚の上に引き出しを置くという形をとりました。

その他の方法としては市販のスライドレールを使うという方法もありますね。

今回は引き出し自体が薄く多いので、省スペースとコストから、本体の内側に溝を掘ってそこに板をはめる形の引き出しにしたいと思います。

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背面からみたところ

上の画像のように溝を作り、引き出しの底板を溝にはめる計画です。上の画像では構造がわかりやすいように引き出しの背面の板(先板と言います)を非表示にしてあります。引き出し側面や、中央の間仕切りは底板の裏からビス止めすればいいですね。

前面と先板は底板をはめる溝を掘って底板をはめ、ビスで補強する形にします。

 

レターケース風キャビネットの作成

今回の引き出しを作るのに必要な材料は、

  1. 12㎜厚の針葉樹合板を少々
  2. ダイソーの6㎜厚MDF板(引き出しの底板)
  3. ヒノキKD材(引き出しの前後側面に使用)
  4. 取っ手(引き出しの数だけ)

針葉樹合板は在庫が無くなったので、新たに一枚買ってきました。また在庫が増えちゃいましたね...。

写真はホームセンターのカットサービスで幅を詰めてもらったものです。横切りは自宅の作業小屋で出来るけど、合板を縦にカットするのはしんどいのでいつも縦切りだけはホームセンターにお願いします。

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針葉樹合板を買ってきました

材料加工の山場

いきなりですが、材料加工の山場です。

本体側面の板に、4㎜程度の溝を等間隔に掘らないといけません。最終的にはトリマーで削るのですが、まずはテーブルソーを使って溝を切っていきます。ひとつひとつフェンスを移動させながらの作業なので、手間がかかります。

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側面に溝加工1

テーブルソーで切った溝の間を、トリマーを使ってさらっていきます。

まっすぐ移動させるために、定規を使ってガイドを設けています。ここの加工精度が良くないと引き出しが等間隔に並びません(私の技術では精度良くという訳にはいかず...)。トリマーテーブルでも作ろうかな...。

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側面に溝加工2

本体組み立て完了

本体の組み立てが完了しました。MDF板も設計通りにカットして、溝に収めてみました。特に引っかかる様子もなく、スムーズに出し入れできそうです。

一つだけ引き出しの前板をはめて、収まり具合をチェック。良さそうです。

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本体から組み立て

引き出しの組み立て

本体が出来たので、引き出しを作っていきます。

引き出しのパーツは底板、側面、前板、先板の4種類。

側面と底板は、寸法に合わせてカットするだけですが、前板と先板には底板をはめる為の溝をトリマーを使って掘ってやります。

薄い引き出しということで、前板も先板も3㎝程度。

カットしてから溝を掘ると、トリマーでの作業が非常にやりにくいので、トリマーで溝を掘ってから、前板、先板のサイズに合わせて板をカットしました。

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引き出しの材料

 

組み立てるとこんな感じですね。

底板はレールも兼ねるので、少し飛び出しています。

前板と先板に溝があってはめてあるのがわかるでしょうか?

かなりキツキツではめてあるので、簡単には抜けません。

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引き出し組み立て

 

引き出しの裏面からみたところです。側面は底板からビスで固定してあります。

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引き出しの裏側

最後に本体をひと加工

最後に本体をもうひと加工。

合板で作った本体は木口が見えるとカッコ悪いので、細く切ったヒノキ板を上下に貼り付けます。側面は引き出しの前板で隠れる設計です。

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木口を隠す

レターケース風キャビネット完成!

引き出しに取っ手を取り付けてキャビネット完成です!

今回も小屋の中で使うということで無塗装です。ワトコとかで塗装すると可愛くなるでしょうね。これでサンドペーパーもすっきりと収納出来ます。サンドペーパーを収納するだけなので、ちょっとオーバースペック気味ですが(笑)

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完成!


薄い引き出しのキャビネット

 

続いて棚の拡張

続いて、棚の拡張を行います。

買ってきた針葉樹合板と、在庫の2x4材端材を使って下の写真のような棚を作りました。これは、設計図なしで思い付きで作ってみました。

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棚拡張

棚を整理して、設置。

こんな感じに設置しました。ここに何が入るかというと...。

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拡張設置

 

こんな風に電動工具とそのコードを収納する棚になりました。

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電動工具を収納

コードと本体を別々に収納することで、コードの絡みを解消させて、すぐに使用できるように考えてみました。

いつもは電動工具本体に巻き付けたりしてコードを収納してましたが、変な型がついたり、見た目が悪かったり、出し入れが不便だったりと不満があったので、これで解消されるはずです。...多分。

 

作業小屋改造の第二弾結果

そんなこんなで、現状の様子がこちらです。

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だいぶん片付いてきた

随分と片付いてきたと思います。電動工具の重さでたわんできていた棚も柱を入れて補強してあります。

ひとつひとつ収納場所が決まってくると、整理整頓しながら使おうという気になりますね。モノが収まっていないとどこ行った?っと探す癖も付きそうです。

 

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作業小屋改造の全景

ようやく半分くらいが片付いてきた感じです。

端材もかなり処理しました。まだまだ不要なものとか沢山あるので処分して整理していきたいと思います。

 

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 作業小屋改造の第一弾の記事はこちら

omiken-cadiy3d.hatenablog.com