おみけん@caDIY3Dのモノ作り

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おみけん@caDIY3DがDIYした作品(木工やレザークラフト)の記録と3DCADソフトcaDIY3Dの機能紹介など。

【収納が】コンパクトなトリマーテーブルをDIY

こんにちは。おみけんです。

 

前回のディスクサンダーを作った後に、次は何を作ろうかな?っと考えたときに思い浮かんだのがトリマーテーブル

作業小屋の収納を作る際にいくつか引き出しを作ったのですが、この時にトリマーを使用しました。トリマーを使った工作も久しぶりだったのですが、精度よく加工するにはトリマーテーブルが欲しいなぁっと考えていました。

実はトリマーテーブルを作るのは2回目。

前回は10年近く前に作ったのですが、あまり利用できませんでした。あれやこれやと盛り込み過ぎてかえって使いにくくなっちゃってたんですよね。

 

なので、今回は出来るだけシンプルに、収納もコンパクトトリマーテーブルにチャレンジしたいと思います!

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トリマーテーブルを作ります!

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 メイキング動画はこちらです!


Making a compact trimmer table.(コンパクトなトリマーテーブルをDIY)

 

トリマーテーブルのcaDIY3D図面をダウンロードできます!

下の画像をクリックするとcaDIY3D図面がダウンロードできます。

(※図面を見るにはcaDIY3Dがインストールされている必要があります。)

 

トリマーテーブルのcaDIY3D図面

 

 

構想

まずは構想からですね。

狭い作業小屋。使わないときにはコンパクトに収納したい。

実は10年以上前にもトリマーテーブルを作っていて、その時も同じように省スペースなトリマーテーブルを目指して、ちゃぶ台型のトリマーテーブルを作ってみました。

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ちゃぶ台式トリマーテーブル(2009年作)

なにがちゃぶ台かというと、脚が折りたたみ式なんですね。そしてフェンスがすごいことになっています。(今、調べたら、これが2代目で、今回3代目ですね...覚えてなかった)

もう10年以上使ってなかったのにはいろいろと不満があったからなんでしょうね。

まず、脚が折りたためるといっても収納がコンパクトじゃありませんでした。

結構、広いテーブルトップだったので。

あと、作業台の上にテーブルを載せる形なので位置もかなり高いです。

それから、軽すぎる。トリマーテーブルでの作業は材料を押し付けながら送ってやらないといけませんが、軽いとテーブルが動いてしまって危険です。

 

そんな感じで考えた仕様が、

  • テーブルトップはあまり大きくしない。
  • 脚などは付けないで、テーブルトップを直接作業台に固定したい。
  • 作業台に固定するけど、クランプが天板に掛かると邪魔。
  • 出来れば昇降装置があると良い。
  • テーブルトップは作り直しが出来るような作りにしたい。

っと、いったところですね。

 

設計

caDIY3D-Xを使って設計します。

テーブル天板はこういった治具を作るのに適したMDF板を利用したいと思います。ホームセンターで探したら12x300x600のMDFが230円くらい。これをメインに使いたいと思います。

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テーブル本体の構造

っで、こういう構造のテーブル本体を考えてみました。最下層の部分は針葉樹合板で作ります。ここにクランプを掛けて作業台に固定します。縦に3枚板を並べているのは、トリマー部分は作業台からはみ出す構造になるので、強度を考えてこんな形状にしてみました。

その上に12㎜のMDF板と、6㎜のMDF板を重ねます。この6㎜のMDF板はダイソーで買ったMDF板。200円なので、ホームセンターの方が安いかも。

トリマーのスリーブ部分はこの6㎜のMDF板に取り付けます。6㎜のMDF板はトリマーベースとほぼ同じ厚みなので、無駄なくトリマー本来の性能が出せると思います。

2枚重ねにすることで、土台部分に沢山ビスを使って組み立てても、一番上のMDF板で覆うので、天板自体はスッキリとしたテーブルに仕上がります。

 

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土台部分の組み立て

昇降装置

さて、仕様のひとつである、昇降機構。

Youtubeを見あさっていろいろと構造を考えていたのですが、なかなかシンプルなものは見つかりません。ジャッキみたいな小さなものは無いかな?っと探して、ついに見つけました。

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レビュー欄を見ると、割と同じようにトリマーの昇降装置として利用されている様子。これなら難しいことを考えなくても良いですね。

ただ、これを利用するなら昇降台を載せる枠が必要になります。

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昇降装置部分

で、考えたのが枠の部分をテーブル本体の下に取り付ける構造。

収納することも考えて、枠の部分は取り外しが出来るといいですね。

 

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昇降装置

という訳で、枠を合板で作ってノブボルトで固定する方式にしてあります。

 

集塵付き可動フェンス

本体が出来たので、フェンスを作ります。

フェンス部分については、本体を挟む形でスライド出来る機構というのは考えていたのですが、その他の形状などは行き当たりばったり。作りながら考えました。

 

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フェンスの形状

最終的には上のような形ですね。クランプで固定することを想定して、後ろが広めの形状となっています。

この集塵ホースを取り付ける部分は現物合わせで作ったのですが、前回作ったディスクサンダーが大活躍。

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ディスクサンダーで削る

任意の角度に平らに削るってすごく難しいんですけれど、ディスクサンダーなら難なくこなせます。こいつはすごい。

 

コンパクトなトリマーテーブル完成

完成したトリマーテーブルはこんな感じです。

クランプでがっちりと作業台に固定していますが、天板には掛かっていないのですっきりとした感じです。

フェンスも前後にスムーズに移動できます。ガタつきも全くありません。

 

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トリマーテーブルを上から見たところ

収納時はバラバラに分解するのですが、天板部分は厚さが8㎝程度で、壁に収納する想定です。フェンスや、昇降台を載せる枠も大きくないので、棚に仕舞えると思います。

 

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分解するとこんな感じ

まだ作るので精いっぱいで、テスト加工などは出来ていません。

次回の週末にはいろいろなテストをしてみたいと思います。

あの加工 にもチャレンジしたいと目論んでいますよ。

 

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今回出てきたディスクサンダーのメイキング記事はこちら

 

omiken-cadiy3d.hatenablog.com