薄い長財布に挑戦(型紙あり)
前回、蛇腹のカードケースを作って財布が身軽になったので、今回は長財布を作ってみようと思います。レザークラフトを始めてからいつか作りたいと思っていた長財布。
満を持しての作成です(笑)。
(作成期間:2020年2月22日~24日)
目次
まずは型紙の設計
まずは型紙の設計ですね。
ネットやYoutubeを参考に構造を検討しました。
色々考えたのですが、最初の長財布(何回作るつもりだ?)なので構造もシンプルなものにしました。小銭入れとカードポケットが6つ。札入れなどを入れる大きなポケットが二つという構成。
最近お気に入りのカーフ革
使用するのは最近お気に入りのカーフ革。ニートフットオイルを入れるだけでなかなか味わい深い色合いに変わります。筆を使ってオイルを塗っているのですが、最初は染み込んでムラムラの状態。でも、時間がたつといい感じにムラが無くなってきます。
各パーツを切り出し
まだムラが残っていますが、各パーツを切り出し。
大きく分けて外装と小銭入れ部分、カードポケット部分の3っつに分かれます。右端にちょっと移っている台形のパーツは、折り曲げ部分の補強に使います。
ファスナー部分の縫い付け
まずは小銭入れ部分にファスナーを縫い付けます。
ファスナーの長さ調整がまだまだへたくそでいつもボロボロになっちゃいます。ちゃんとしたクイキリを買わないとダメかな?
自作のレーシングポニーで固定しながら縫っていきます。
小銭入れパーツ
小銭入れの部分には刻印を入れました。
これも時間が経つとオイルが回ってきて、刻印の凹部分が濃い色に変化します。
オイルのムラもだんだん収まってきていい感じ。
カードポケットパーツ
カードポケット部分です。
中心を縫って、残りの外周は外装と一緒に縫います。
ここまで出来れば、あとは合体させるだけ。
...なんですが、ここで外装とポケット部分、小銭入れ部分を重ねると外装が4~5㎜大きい。外装の向きを間違えたかな?っと思って向きを変えてみても、やっぱり大きい。
なんでだ?っとなって外装のサイズを測ってみると設計通り。内装のパーツを測ってみたら、設計より若干小さい。型紙もしかり。
???
とよくよく調べてみたら、型紙を印刷する際に操作をミスったのか、内装パーツだけ97%のサイズで印刷していたことが発覚。
しょうがないので、外装を内装に合わせてカット。全体的に設計より3%小さい作品になっちゃいました。
何とか完成!
と、トラブルはあったものの、外装と内装を縫い合わせて長財布完成!
ここまでくるとほとんどオイルのムラは消えていますね。
小銭入れ部分と外装の間のポケットに紙幣を入れる構造になっています。
カードポケット側にも同様にポケットがあるので、レシートなどはそちらに入れることもできます。
がばっと開いた感じです。
非常にシンプルな構成で、1㎜程度の革を使って作ったので、かなり薄い長財布になりました。外装だけでももう少し厚い革にしたほうがよかったかな?
ちょっと華奢な感じです。
小銭入れの使い心地や、札入れの使いやすさなどはしばらく使ってみて検証したいと思います。
今回の長財布の型紙は以下になります。
印刷時はくれぐれも縮小しないようにお気を付けください。
また、型紙の利用は自己責任でお願いします!