おみけん@caDIY3Dのモノ作り

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おみけん@caDIY3DがDIYした作品(木工やレザークラフト)の記録と3DCADソフトcaDIY3Dの機能紹介など。

小さな机をDIY

こんにちは。

ようやく長い梅雨が明けて、夏本番となってきましたね!

夏本番!はいいんですけど普段、家の中で作業をするスペース(パソコンやレザークラフトをするスペース)には、冷暖房が付いていないので、この時期、なんだかやる気が出てきません。

せめてパソコンだけでも

エアコンの効いた寝室で使えたらいいなぁ。

っと言うことで、今回はベッドに腰かけながら使うことが出来る小さな机を作りたいと思います!

 

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設計図

 

「小さい机」の構想

まず、机の高さを決めます。通常、ダイニングテーブルなどの高さは70㎝程度ですね。私のベッドの高さが38㎝くらいかな?腰かけて使うには一般的な70㎝程度で良さそうな気がします。という訳で、高さは70㎝に決定。

続いて、パソコンとマウスが置けて、少し余裕があればいいかな?ということで、幅は80㎝程度にしました。

続いて奥行きに関して。今回の机は2x4材を接いで天板を作ろうと思っています。前回のフラットベンチの座面は2x4材3枚を接いで作りましたが、ノートパソコンを置くならもう少し奥行きが欲しい。あと、自動カンナでバーっと削って一枚板に仕上げられると簡単。自動カンナの最大加工幅33㎝に納まる、奥行き32㎝に決定。

基本的に、寝室が狭いのであまり大きな机は置けません。軽くて、あまり邪魔にならないサイズがコンセプトです。

いつものようにcaDIY3D-Xで設計。

cadiy3d.com

 

天板部分から作成

作る工程は、前回のフラットベンチと同じですね。

まずは2x4 6ftを4本買ってきました。今回は1本350円だったので、全部で1400円。

近所のホームセンターでしたが、割と状態の良いものが入手できました。

 

天板の木取りと面取り部分の除去

天板は2x4を4枚並べて作りますが、フラットな天板を作るのに面取り部分が邪魔ですね。テーブルソーで薄く側面をカット(多分、鋸刃の厚みを入れて5㎜程度)して、面取り部分を取り除きます。

 

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SPFの面取り部分を取り除く

自作の非力なテーブルソーなので、これはこれで結構しんどい作業。材料を送るのに結構、力を要します。写真の奥に移っているのは、薄くカットしたもの。これで、面取り部分は削除できました。

手押しカンナで製材

続いて、手押しカンナで丸鋸のナイフマークの除去と「かねだし」を行います。かねだしというのは直角を出す作業のことで、一応、丸鋸でのカットは直角が出ているはずなんですが、手押しカンナのフェンスに押し付けてカンナ掛けすることで、フェンス側の面と削る面の直角が出ます。

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手押しカンナで製材

板接ぎするのに接着面が垂直じゃないと、板が反ったり隙間が出来たりしちゃいますよね。

手抜き(時短)板接ぎ

フラットベンチの天板作成でも使いましたが、木工ボンドとポケットホールを使って時短板接ぎ。多少凸凹していても、自動カンナでなんとかします。

 

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手抜き(時短)板接ぎ

自動カンナで綺麗な平面

フラットベンチの作成から使いだしたスポークシェーブの自動カンナ。

33㎝までの板なら一発で削ることが出来ます。

最近使い始めたので、細かい機能はよくわかってないです(オイ)。

なんでこんな重たいんや!(37㎏)と思っていましたが、大きな板を端から端まで削るには、安定していないといけないし、それなりに重くないとダメなんでしょうね。

 

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自動カンナ

ただ、重すぎて作業台に持ち上げるのが一苦労。広い作業スペースで常設出来ればいいんでしょうけどね...。

接いだ板はおよそ90㎝の長さがあります。設計通りの長さ(80㎝)に切り揃えます。

後から切りそろえたほうが、端がきれいになりますからね!

最後にサンダーで表面を念入りに研磨して、角をカンナで細く面取りしたら、天板完成!

ほぼフラットな板が出来て満足!

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天板完成!

脚部の作成

天板が出来たので続いて脚部を作っていきます。引き出しなど無い、シンプルな脚を考えています。当初、フラットベンチと同じ構造にしようかな?っと思っていましたが、図面を書いてみるとなんだかバランスが悪かったので、普通の細めの4本脚にします。

当初の計画では、2x4を半分に割いて単に4隅に配置するだけの計画でしたが、ちょっと構造に不安あるので、足元に貫を入れる設計に変更しました。

まずは残りの2本の2x4材を所定の長さに切って、縦挽きします。

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脚の部品を木取り

天板と同じように手押しカンナでナイフマーク除去とかねだしを行ったあと、サンダーで軽く研磨。

 

組み立てはビスでちゃちゃっと

家具屋さんとかならほぞとかで組むんでしょうけど、日曜大工ではスピードが命(私だけかも(笑))。組み立てはビスを使って簡単に組んでしまいます。

下穴を開けて、φ10の丸棒で埋め木処理をする予定。

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下穴加工

組み立て方としては、左右の脚になる部分を最初に組み立てておいてから、横に渡す貫を繋ぐ感じです。ポケットホールも併用しています。

 

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脚の組み立て

ビス穴はφ10の丸棒で埋めていきます。

まあ、目に付くところだけですけどね。

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埋め木処理

天板もビスで固定

天板は貫に加工しておいたビス穴からビスを使って固定。

裏っ側は穴だらけ(笑)

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天板の固定

小さな机、ひとまず完成

まだ塗装とかしていないのですが、ひとまず小さな机完成です。

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小さな机完成

2x4材、4本だけで作りました。

意外としっかりとしていて安定感もあります。全体的にシンプルな構成なので、非常に軽いです。ねじれや横方向の力にも十分な剛性が確保できました。

途中、設計変更して下部に貫を入れたのは正解だったかもしれません。

 

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寝室においてみた

ベッドに座ってサイドテーブル的に使う予定ですが、ひとまず先日作ったフラットベンチに合わせてみました。丁度良い高さ。

ベッドに座って使うにはちょっと高かったかも...。5㎝くらい低くてもよかったかもしれません。まあ、フラットベンチは筋トレ以外は使わないので、小さい机の椅子兼用でもいいかもしれません。

まだ塗装もしていないし、脚の裏にはフェルトを貼ろうと思いますが、今日は疲れたのでここまで。

分厚い天板(32㎜くらい)のすっきりとした机に仕上がったと思います。

これで涼しくパソコン作業が出来ますね。しかし、この時期のDIYはそれだけでダイエット。大量に汗をかきました。着替えも二回(笑)

 

さて、どんな風に塗装しようかな~。

 

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先日作ったフラットベンチの記事はこちら。

omiken-cadiy3d.hatenablog.com

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