筆付き容器を自作
レザークラフトでは革と革を接着する際に、ゴムのりというものを使用します。
海外のレザクラ動画をYoutubeとかで見ると、ゴムのり?のような接着剤を刷毛付きの容器(蓋に刷毛がついている)からサッと取り出してヌリヌリしている様子がたまに登場するのですが、これがすごく便利そう。
私はというと、ゴムのりの缶から直接、厚紙の切れ端を使ってのりをすくって革に塗っています。これがなかなか手間の掛かるというか面倒な作業。海外の動画のようにサッと塗れる刷毛付きの接着材は売ってないのか?と探してみたのですが見当たらない。
まあ、無いなら作ろうかな?ということで今回は筆付き容器を自作。
100均材料で作る!
という訳で100均でスパイス用の小瓶と筆を買ってきました。筆は固めで天然のものが良いだろうなということで豚毛の筆を選んでみました。
蓋に筆を固定するので、蓋に厚みがあるほうが安定するかな?ということで木製の蓋のものを選びました。ドリルで穴も開けられますからね。
ゆるゆるな穴にしてしまうと筆の固定が難しくなるので、できるだけぴったりな穴を開けます。少しずつ太いものに取り換えながら穴を開けました。
最終的にはφ5.5のドリルで筆にほぼぴったりの穴になりました。
筆先が瓶の底にくるように位置を調整して木工用ボンドで蓋と筆を接着。筆と蓋の間の隙間もボンドで埋まるように、筆を回しながら差し込んで固定。
これで容器のほうは完成。あっという間。
ゴムのりの粘度調整
早速、ゴムのりを容器に移したいところですが、ゴムのりの缶を何度も開け閉めしたので、溶剤が揮発して、かなり固くなってしまっています。そこでゴムのりを柔らかくするために、溶剤を入手しました。
ゴムのりの缶の中に溶剤を入れてはかき混ぜ、を何度か繰り返し、ようやく筆で塗れるかな?という程度の粘度に調整して、容器に移しました。
この溶剤。強烈なシンナー臭がするので、しっかりと換気しながら作業する必要があります。
ゴムのりを缶から容器に移す際には写真のように厚紙を瓶にさして、そこに乗せるようにするとこぼれたりしなくて良いですよ。
ひとまず完成!
ひとまず完成!
なのですが、ちょっと容器に入れすぎたかな?この半分くらいがちょうどよいと思います。筆が浸かりすぎて、使うときに少しこそぎ落さないといけません。そのうち丁度良い量になってくると思いますが...。
溶剤が瓶や筆に影響与えるかな?っと思いましたが、今のところ問題ありません。
気密もしっかりとしているようです。臭いが漏れてくることもありません。
使い心地はというと、厚紙をへら代わりに使っていたころと比べると格段と作業性がよくなりました。材料費200円(瓶と筆だけ。溶剤は除く)なので、気になる方はお試しください!