ステイホームでガーデンシェッドをDIY その1
新型コロナウィルスのおかげで、世の中ガラッと変わってしまいましたね。例年なら子供たちとGWはバーベキューというのが定番なんですが、今年は子供たちの帰省すらできない状況。
しかしくさってばかりは居られません。どうせ家にいないといけないのなら、思いっきりDIYに励むというのもGWの過ごし方の一つ。
という訳で、今年のGWはガーデンシェッドを作成 しました。今回から何回かに分けて作成記録をブログに書いていこうと思います。今回はその初回。
はじまりはこの今にも崩れそうなウッドフェンス。
はじまりはウッドフェンスの解体から
御覧の通り今にも崩れそうなウッドフェンス。いつかは解体してリニューアルしたいなーと、ここ2,3年考えていたのですが、なかなかきっかけがつかめず。
しかし、今年に入ってから、いたるところがボロボロと崩れ始めたので重い腰を上げて解体することにしました。
このウッドフェンス。家を建てて最初に作ったエクステリア。
当時はお金もなくてできるだけ安くということでSPF材を使って作りました。まあ、10年持てばいいかな~程度の気持ちで。結局、今年で14年になりますね。よく持ったものです。ノーメンテナンスなので崩れてきたのですが(^_^;)
解体してみて気付いたのですが、本当に崩れる寸前でした。長い間風雨にさらされた木材はスッカスカ。
思い切って解体したのいいのですが、このままという訳にもいきません。ピザ窯も屋根が無いと傷んでしまいます。ひとまず煙突を外してブルーシートをかけていますが...。
ということで、caDIY3Dを使っていろいろとシミュレーションをしてみました。
最初はウッドフェンスの図面を書いていたのですが、徐々に脱線して交換用のタイヤや庭仕事用の道具をしまうガーデンシェッドも欲しいな~っと。図面に追加してみました。なかなかいい感じ。
で、このGWにどっちを先に作るか悩んだ結果、道具をしまう場所が先に欲しいということでガーデンシェッドを作ることに決定。
詳細な設計を開始
さてガーデンシェッドを作ると決めたら、雰囲気だけではなくちゃんと設計を行わないといけません。設計を行う上で考慮した内容は以下通り。
- 冬用タイヤ、夏用タイヤを収納できる。
- 屋根は波板を使う。
- 設置場所は庭から一段下がった駐車場スペース。
- 出来るだけ高さを確保したいが植栽には当たらないように。
- 出来るだけ長い材料は使わない(自家用車で運べる材料で)
- 物置なので、簡素な作りでOK。
組み立てやすさなどを考慮して、上の画像のような設計図を書きました。ここに至るまでに、4~5回は書き直してます(^_^;)
波板は宅配ボックスを作った時に使ったのですが、意外と雰囲気が良かったので今回も採用しました。
自家用車で運べる材料に絞ったのには理由があります。昨今のコロナ問題で、ホームセンターでトラックを貸し出していないところがありました。自家用車で運べるのがせいぜい2mちょっとなので(細い材料なら3mいけるけど...)、材料はSPF 2x4材の6feet(大体長さ182㎝)を中心に設計をしました。結果的には組み立てやすい設計になったと思います。
設計にはこちらのソフトを使用しています。30日間無料。
材料を買い出し
設計図が大体できれば必要な材料の量も目安がつきます。
ホームセンターを何件か回って材料を買ってきました。
SPF 2x4 6feet材を30本。45㎜角 3m杉の角材を5本。
SPFは地域最安ではなかったのですが、ねじれなどがほとんどなく、なかなかいい買いものができたと思います。杉の角材は波板の下地に使います。
道具も準備
最近、大物DIYをやってなかったので、新しい道具なども少し新調しました。
大物DIYではコーススレッドと呼ばれる長いビス(65㎜~75㎜)を使用します。
これを下穴を開けずにそのままインパクトドライバなどで打ち込むと木が割れることがあります。また、固い木材(SPFのような柔らかい木材なら必要ないですが)にビスを打つ場合にも下穴が必要です。下手をすると、インパクトドライバでもビスが回らなくなったり、ビス自体が折れてしまうこともあります。
そうならない為にも、下穴必須ですね。というわけで、今回はスターエム社の下穴錐三本セットを奮発しちゃいました。
あとガーデンシェッドの為、という訳でありませんが脚立も入手しました。
ガーデンシェッド作成初日
さて、私のGWは5日間。この日程で出来るところまで作成したいと思います。
大体の目標は、
- 初日:本体、屋根の構造部分の作成
- 二日目:波板下地を作成。波板を貼る。
- 三日目:外壁材量の買い出し。外壁を貼る。
- 四日目:扉を作成する。
- 最終日:全体を塗装して完成。
という計画です。
作業は主に駐車場。
まずは第一段階。2x4材を使って大きな四角の枠を二つ作ります。
この枠を前後に配置し、繋ぐことで箱の形にしていきます。これがガーデンシェッドの大きさになります。
まあ、切ってビスで組むだけなのであっという間に完成。
続いて構造Step2です。Step1で作った枠を前後に配置して間に木材を渡して、箱の形にしていきます。
上の画像は、実際に作った構造に修正してありますが、当初予定はタイヤを置く部分はもう9㎝程度広めに作る予定でした。右端から柱の位置までを1010㎜で設計していたのですが、間違えて1100㎜の位置(0の位置を間違えた)に取り付け。まあ、タイヤが入ればいいかということで、そのまま進めることにしました。
この時点でタイヤの出し入れに問題ないかをチェックしました。上の段に持ち上げるのが少々大変ですが、あまり下げすぎると下のタイヤの出し入れに支障がでるかもしれないので、これくらいでちょうどいい感じ。強度も問題ありません。
屋根の構造を作成
今回、本体と屋根の構造は分離して設計しました。ある程度高さは必要ですが、長い材料が使えないということで分離した設計に。これがかえって組み立てやすさに貢献してくれました。
分離しているので、屋根の構造だけでも地面で作成できます。低い位置で組み立てできるので、組み立て精度も上がりますね。基本は日の字型に組んだ枠を斜めになるように脚をつけたような構造です。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、前後を繋ぐ水平な材料(図面でいうと789㎜の長さの材料は、一部切り欠きをいれてあります。この切り欠きを入れたおかげで、本体の構造とぴったりとくっつけることが出来ます。
本体の構造に屋根の構造を載せました。
ガレージの天井付近まで高さがあります。設計上では2330㎜程度の高さになります。
結構迫力が出てきました。
初日の作業はここまで。今回の記事もだいぶん長くなってきたので以降の作業は次の記事に書こうと思います。